自宅で陶芸をしたい

陶芸をするためには陶芸教室などに通うのが一般的ですが、自宅で陶芸をするのも不可能ではありません。自宅で陶芸をする方法にはいくつか あって、一つは陶芸道具をある程度揃えて作品を作る方法です。陶芸用の粘土などはもちろん陶芸用品を扱うお店意に行けば個人でも購入できますし、汚れても いいようにそれなりの板などを机の上に置いて作業台代わりにすれば簡単に陶芸のためのスペースを作ることができます。問題はろくろや窯ですが、ろくろは必 ずしも必要というわけではありませんし、手回し式のろくろであれば数千円でも購入できるのでとりあえずそれでもいいでしょう。あまり小さいとろくろ自体が 軽すぎて安定が悪くなるので、直径25cm以上のものがおすすめです。とりあえずろくろがなくても手捻りで作品をつくれば問題ありません。窯については、 初心者が購入数にはやはり高い買い物になります。小さな陶芸用電気釜でもやはり数十万円はしますし、温度管理なども初心者には難しいでしょう。その場合 は、近くに陶芸教室などがあれば、たいていのところはいくらかのお金を払って焼いてもらうことも可能です。しばらく陶芸教室に通った経験があるのならば、 その教室で焼成だけお願いできないか聞いてみるのもいいですね。焼成だけお願いするのは申し訳なくて言い出しにくいという人もいるかもしれませんが、意外 とそういう人は多いので気にすることはありません。ある程度陶芸の経験を積んだ人ならば、小型の陶芸用電気がまを購入するという方法もあります。
自宅で陶芸を楽しむもう一つの方法として、オーブン陶芸があります。これは最近注目されている陶芸法で、家庭で使っている料理用のオーブンでできる陶芸で す。通常の陶芸の本焼きは1200度前後の高温で焼成を行いますが、オーブン陶芸は180度以下という低温で焼成できる特殊な粘土を使います。焼いた後に アクリル絵の具で彩色することもできますし、防水性をもたせるためのコート剤をつかえば食器などとしても十分使うことができます。焼成以外の工程は普通の 陶芸と同じですので、陶芸の醍醐味はしっかり味わいながら自宅で手軽に陶芸ができると最近人気を集めています。初めての人でも扱いやすいので、子どもと一 緒に作ってみても楽しいですよ。